「また審査で落ちた…」
ナイトワークをされている方から、よく聞く言葉です。
内見して、気に入って、申込書も出したのに、数日後には「今回はご縁がなかったようで…」というお決まりのフレーズ。
私たちも現場で多くの方をサポートしてきましたが、水商売の方が物件を借りるとき、物件選びそのものが命取りになるケースが本当に多いんです。
ここでは、「通りやすい物件」と「通りにくい物件」の傾向を、リアルな現場目線でお話しします。
通りやすい物件の特徴
1. 管理会社が柔軟(≒融通がきく)
まず、物件というより“管理会社のカラー”です。
同じような見た目・家賃の物件でも、管理している会社によって通る通らないがハッキリ分かれます。
例えば、過去に水商売の方を何人も通している管理会社は、こちらの事情もよく分かっているので「在籍確認の電話は店名を伏せてほしい」など、細かい対応をしてくれることも。
実例:歌舞伎町で働く方が申し込んだ物件、保証会社は同じだったのに、管理会社が変わった途端に審査通過。
2. 「保証会社必須」だけど、指定が“ゆるい”
今の時代、ほとんどの物件は「保証会社加入」が必須ですが、実は使っている保証会社の“種類”で通る通らないが変わるんです。
たとえば…
- × 通りにくい:オリコ、全保連(基準が固め)
- ○ 通りやすい:JID、日本セーフティー、フォーシーズ など
保証会社によって、収入証明や職業の見方が全然違います。ここは、仲介する不動産会社が分かっているかどうかで結果が変わります。
3. 大家さんが“個人”かつ「顔が見える」
法人管理・大手マンションよりも、個人オーナーが直接関わっている物件の方が話が早いです。
正直、見た目より「人柄重視」で決める大家さんもいます。
水商売だから、という理由で即NGではなく、「しっかりしてそうだから大丈夫」と言ってくれる方も。
※例えば、大久保エリアなどは大家さんが上層階に住んでいるケースが会ったりするので、割と通常の審査とは別に通すことができます。
ポイント:「オーナーと直接話せる機会がある物件」は強い。交渉できる余地があります。
通りにくい物件の特徴
1. 分譲マンション(特に築浅)
「分譲ってキレイで設備も良いし、憧れる」——確かにその通りなんですが、審査は相当ハードルが高いです。
購入を前提に作られた物件なので、入居者に対する“ブランド意識”が強い。
大家さんや理事会からの圧力で、職業によっては“名前だけでアウト”なことも。
ラトゥール等も物件によっては審査ハードルがぐんと変わったりします。
2. 「審査が2段階」になっている物件
意外と見落とされがちですが…
- 1回目:保証会社の審査
- 2回目:管理会社やオーナーの審査
というダブル審査の物件は、保証会社がOKでも最終NGを出されるケースが多いです。
実際、「JID通ったのに管理会社からNG」というパターンは毎月のようにあります。
3. 法人オーナー+管理が外部委託
いわゆる“サラリーマン大家”が経営してる物件や、リート系の資産運用目的物件など。
「誰が最終判断をしてるのか」があいまいな上、保守的な審査になるため、水商売という時点でマイナスポイントがつきやすい。
まとめ:物件の“条件”ではなく“背景”を見抜けるかがカギ
水商売の方が賃貸を借りる時に大事なのは、家賃や広さ、駅近かどうかだけではありません。
「誰が審査して、どんな価値観(どこにプライオリティを置いているか)で見ているのか」を見抜けるかどうかが、通るか通らないかを左右します。
こればかりは、ネットに載っていない“空気感”の部分。正直実績がある弊社のような会社こそ、経験をもとにご提案が可能なんです。
だからこそ、ナイトワーク専門の不動産会社を使うメリットがあります。
私たちは、過去に水商売の方が審査に落ちた物件リストも把握しています。
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