水商売をしている方にとって、賃貸審査の最大のハードルは「保証会社」です。
同じ物件でも、どの保証会社を使っているかで、審査の通りやすさはまったく変わります。
「いい物件が見つかったのに保証会社で落とされた」
「担当者に“この保証会社は厳しいです”って言われた」
そんな声をよく聞きます。
この記事では、現場で実際に通った・落ちた事例をもとに、水商売の方にとって“通りやすい”保証会社の特徴と選び方をまとめました。
目次
なぜ保証会社が審査を左右するのか
今の賃貸契約では、「保証会社の利用」がほぼ必須になっています。
家賃を滞納されたときに、大家さんに代わって支払うのが保証会社の役割だからです。
そして、この保証会社が入居審査の窓口になっているため、ここでNGが出ると先に進めません。
水商売の方にやさしい保証会社一覧
現場での実績ベースで、水商売の方でも審査に通りやすい保証会社を一覧でご紹介します。
保証会社名 | 特徴 | 審査の柔軟さ |
---|---|---|
JID | ナイトワークに理解あり。在籍確認や収入証明がなくても柔軟 | ◎ 非常に通りやすい |
日本セーフティー | 水商売の申込も多く、慣れている。書類提出が簡単 | ◎ 通りやすい |
フォーシーズ | 店名や職種に対して偏見が少なく、連帯保証人なしでも可 | ○ やや通りやすい |
グローバルトラストネットワークス(GTN) | 外国籍やフリーランス対応も強く、水商売にも寛容 | ○ やや通りやすい |
通過率が高いだけでなく、「通らなかったときの再審査対応」や「職業表記の配慮」など、現場でのサポート力も高い会社が揃っています。
厳しめの保証会社もある?避けた方がいい会社とは
一方で、水商売に対して審査が厳しい保証会社も存在します。
特徴としては、「上場企業系」「書類重視」「在籍確認が必須」といった傾向があります。
保証会社名 | 傾向 | 審査の厳しさ |
---|---|---|
オリコフォレントインシュア | 銀行系で保守的。会社員向け基準が強い | × 厳しい |
全保連 | 書類の整備や連帯保証人を求められることが多い | × 厳しい |
エポスカード | クレジットスコア重視。職業・収入に厳しい | △ やや厳しい |
「大手だから安心」と思って選ぶと、むしろ審査でつまずくことがあるので注意が必要です。
保証会社は選べる?不動産会社との連携がカギ
「この保証会社は使いたくない」と思っても、物件によっては指定されていることがあります。
ただし、柔軟な不動産会社であれば、
- 保証会社を切り替えてくれる
- 別の物件を紹介してくれる(正直これはどこでもやってくれます)
- オーナーに直談判などの交渉してくれる
といった対応をしてくれる場合もあります。
最初の相談時に「水商売でも通る保証会社で探してほしい」と伝えるのがコツです。
まとめ|物件選びは保証会社込みで考える
水商売の方にとって、物件の広さや場所以上に重要なのが「どの保証会社を使っているか」です。
書類を完璧に揃えても、保証会社がNGを出せばそれ以上は進めません。
物件検索のときは、保証会社の情報も含めて比較・確認することが審査通過への近道になります。
不安な方は、「保証会社まで含めて相談できる」不動産会社を選ぶのがおすすめです。
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