「新宿って、審査が厳しいんですか?」
この質問は、物件を探している水商売の方からよくいただきます。
実際、エリアによって審査の難易度は確かに異なります。
同じ新宿区でも、新大久保・百人町・西新宿・ZOOmシリーズなど、立地や物件ブランドによって通りやすさに差があるのが現実です。
ここでは、新宿エリアの中でも水商売の方が「借りやすい」エリアと「審査が厳しい」エリアの傾向を、現場での実例に基づいて解説します。
目次
- 新宿エリア=一律に厳しいわけではない
- 新大久保・百人町エリアは“審査が固め”の傾向
- ZOOmシリーズや西新宿の一部は比較的柔軟
- 歌舞伎町エリアは管理会社次第で明暗が分かれる
- まとめ|新宿=NGではない。物件選びで差がつく
新宿エリア=一律に厳しいわけではない
まず前提として、新宿エリア全体が審査に厳しいというわけではありません。
ただし、水商売の方が多く住むエリアだからこそ、管理会社や保証会社の目線が「厳しめ」に設定されている物件もあるというのは事実です。
その一方で、ナイトワークにしっかりとした理解のあるオーナーや、(場合によっては相当)柔軟な審査基準を持つ物件も点在しています。ホストクラブやキャバクラの経営者が保有している物件等は、むしろ居住者の店名等をしっかりと説明することで通りやすくなるこのエリアならではの事例もあるんですよ。
新大久保・百人町エリアは“審査が固め”の傾向
このエリアは、外国籍の方やフリーランスの入居も多いため、管理会社・オーナーが慎重な姿勢をとるケースが増えています。
特に、
- 自主管理でない分譲賃貸(=管理が厳格)
- 入居者層を限定しているマンション(例:学生・法人のみなど)
- 外部委託された管理会社による二重審査あり物件
こうした条件が重なると、水商売というだけで落とされることもあります。
とくに百人町エリアは、物件によってはオーナーの意向が強く、表向きOKでも実質NGというケースも。
ZOOmシリーズや西新宿の一部は比較的柔軟
一方で、ZOOm(ズーム)シリーズの物件は比較的審査に通りやすい傾向があります。
都心向けのデザイナーズ系で、単身者向け、かつ「家賃が安定して支払えること」を重視する傾向が強いため、職種で機械的にNGにされることは少ない印象です。
ZOOm物件のポイント:
- 法人審査NGでも個人契約で通る例が多い
- 保証会社の選択肢が豊富(JIDやセーフティーが使われやすい)
- オーナーや管理会社がフラットな目線を持っている
西新宿の一部の築浅・単身向けマンションも、同様に職業より「収入・書類の整備」を重視して判断されるため、しっかり準備すれば十分に通ります。
歌舞伎町エリアは管理会社次第で明暗が分かれる
水商売の中心地である歌舞伎町エリアは、「エリア全体でNG」というよりも、物件ごとの判断が極端です。
- 同じマンションでも、号室単位で管理会社が違う
- 過去に夜職トラブルがあった物件は警戒される
- オーナーが地域事情に精通していれば通るケースもある
このため、現場の情報を把握している仲介業者に頼らないと見極めが難しいのが特徴です。
まとめ|新宿=NGではない。物件(保証会社)選びで差がつくと思ってOK
新宿エリアで物件を借りることは、水商売の方にとって難易度が高いように見えるかもしれません。
ただ実際には、借りやすいエリア・物件を選べば、通過率は十分に上げられます。
ポイントは以下の通り:
- 新大久保・百人町=管理が固い物件が多く、職業名や書類の整備で慎重に対応すべき
- ZOOmシリーズ=審査が柔軟で、水商売の方でも問題なく通るケース多数
- 歌舞伎町=物件ごとの個別判断になるため、現場に強い仲介業者を頼るのが鍵
「新宿だから無理」と決めつけるのではなく、物件ごとの特性・審査の仕組み・オーナーの意向まで把握して動くことで、通る道はいくらでもあります。
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